映画のロケ地としてのフィジー

大自然の要素にあふれる完璧なロケーション、予測しやすく安定した気象と天候、撮影作業に対し十分なサポートを提供してくれる現地スタッフ、さらには映画の撮影ロケーションとしての誘致を積極的に推進するフィジー政府の政策など、様々な要因により、フィジーは映画の撮影プロダクションにとってメッカ的な存在となっています。

過去70年以上にわたり、ハリウッド映画業界では、トム ハンクス主演の大ヒット映画「キャスト アウェイ」や、人気のリアリティーTV番組「サバイバー」をはじめ、映画/TVの撮影ロケーションとして、フィジーが深く関わっています。また、フィジーとハリウッド映画との関係の発端は、予想より遥か昔にさかのぼります。

フィジーに対するハリウッド映画業界からの熱烈なアプローチは、1932年公開のダグラス フェアバンクス主演のハリウッド映画「ロビンソン クルーソー」(撮影地:フィジー、サモア、タヒチ 通称:トロピカルナイト)から、ヤサワ諸島のサワイラウで撮影された1948年公開、往年の人気女優 ジーン シモンズ主演の「青い珊瑚礁:The Blue Lagoon」にさかのぼります。

さらに50年代の象徴する1953年公開の映画、バート ランカスター主演の「白人酋長:HIS MAJESTY O'KEEFE」は、ビチレブ島南岸のデブアやパシフィック・ハーバー、およびスバのグランドパシフィックホテルやカミングス通りなどのロケ地で撮影されました。また、1974年グレゴリー・ペック制作、ジョセフボトムズ主演「The Dove」は、スバのラミで撮影された映画です。

1979年にリメイクされたブルック シールズやレオ マッカーン出演の映画「青い珊瑚礁:The Blue Lagoon」は、ヤサワ諸島のナヌヤレブがロケ地となっています。原作と同様に、この映画は、難破船の生存者である若い2人が小舟で無人島に漂着し、恋に落ちるものの、ロミオとジュリエットのように残酷なエンディングが待っているというストーリーです。

また、偉大な俳優トミー リー ジョーンズ出演の映画も、この地域で撮影されました。1983年公開の「キャプテン・ブーリーの大冒険:Savage Islands」もスバ近郊のパシフィックハーバーで撮影されました。
1992年には、青い珊瑚礁の続編「ブルーラグーン」(主演:ミラ ジョヴォヴィッチ、ブライアン クラウズ)へと続きます。

「ブルーラグーン」は、別名「ガーデン アイランド」と称され、トロピカルな南国の植物や野生動物の宝庫である、フィジー北部のタベウニ島が撮影のロケ地として使われています。

1995~96年にかけて、リチャード トーマス出演のリメイク版TVドラマ「ロビンソン一家漂流記:The Adventures of Swiss Family Robinson」の1部が、ナヌヤライライ島のブルーラグーンにあるプライベートアイランドで撮影され、またジョディ フォスター主演「コンタクト」は、ヤサワ諸島で撮影されています。

1998年には、映画「ラバーフェイス」でお馴染みのジム キャリーがフィジーへの思いをつのらせるコメディー映画「トゥルーマン ショー」が撮影されました。

2000年には、トム ハンクス主演/製作の大ヒット映画「キャストアウェイ」が公開されました。撮影ロケーションは、フィジー西岸部にあるママヌザ諸島のモヌリキ島ですが、この地域は自然に包まれアクティビティが盛んなことで知られるリゾート地でもあります。

モンスターホラー映画の撮影ロケ地にもなっていて、2004年公開、ジョニー メスナー主演の「アナコンダ2:The Hunt for the Blood Orchid」は、ビチレブ島のパシフィック・ハーバーで撮られています。

人気TV番組「サバイバー」のシリーズ14は、フィジーで2番目に面積の広いバヌアレブ島のブニブツで2007年に撮影されました。「サバイバー」フィジーの優勝者であるアール コール氏は、「手つかずの自然が本当に美しいフィジーは、固有の文化と温かくフレンドリーな人々に支えられた素晴らしい国」とコメントしており、世界中に向けてフィジーをプロモートすると約束してくれました。

2013年には、Status Quoが出演する映画「Bula Quo」が公開されます。ティブア島で撮影された「Bula Quo」は、音楽バンドが製作する初のアクションアドベンチャー映画(90分)で、「Status Quo」のメンバー、フランシス ロシーとリックパーフィットらも自ら出演しています。

このようにフィジーは観光立国ですが、素晴らしい映画のロケ地という側面も持ち合わせているのです。

南太平洋に浮かぶフィジーの島々をクルージングで散策し、これら有名映画の素晴らしい撮影ロケ地をぜひ訪れてみてください。目を閉じて、それら映画のシーンに思いを馳せれば、楽園フィジーの美しい景色のまさにその場所で、往年または現在活躍中の有名ハリウッドスターや監督たちが、映画製作に励んでいる風景が浮かんでくるかのようです。

究極のホスピタリティに包まれる癒しの楽園。そんなフィジーがかなえてくれる「夢のひとつ」かもしれません。